2009年12月29日火曜日

ダサいデザインには訳がある!?

デザインってやっぱり海外製品のがよかったり、
国産のものは性能は良いが、見た目がダサいってイメージないですか?

それにはある理由があります。

例えば、洗濯かごで例えてみましょう。

一人暮らしで洗濯籠が必要です。しかし、とりあえず洗濯かごとして
機能するものを見つけたい。
そのとき、豪華な装飾が付いた洗濯かごはまず買いません。
ただ、洗濯かごとして機能すればいいのですから、機能以外の装備はいりません。
たとえ、どんなに安くて美しいものでも、その美しさに値段が反映しているんじゃないか?って
思ってしまうのです。
この場合、ただ洗濯かごとして機能すればいいだけなので、
ダサい洗濯籠と見たとたん、値段に関係なく、これだけ見た目を捨てているのだから、
品質に力を入れているに違いないとおもってしまうのです。

値段も美しいほうが安く、ダサいほうが高いとしても
このような心理が働く場合が多々あります。

そのために過度な装飾は避けるのが無難なのです。

2008年6月2日月曜日

デザイナーとエンジニア

デザインは幅広く、工業製品だけでなく建築にももちろん関係する。
ガウディ(Antoni Gaudi)が1882年に着工した建造物、
サグラダファミリアもデザインの集大成。

基本的に人の使うものをデザインするが、
有名な建築デザイナーはほとんど、一級建築士の資格は持っている。
一級建築士とは、建築に携わる知識は当然持っていて、実務経験も8年は経験しなければいけない。

デザインをするといっても感性だけでは到底無理だ。
資格に限ったことだけではなく、両方を持ち合わせる能力が必要不可欠。

日本に期待するデザイン

デザインとは総合的な感性であるといったが、
デザインとはどういう役割があるのか。

ただ、よく見えるデザインにすればいい訳ではない。
現実から10年、20年、何年も先の未来を創造したものにするべきだ。
現在は過去であって、理想の未来が描けられることによって
いいデザインがうまれる。

未来がどうなっているのかなんて実際には当然分からない。
未来への希望を作って見てもらうことにより未来の希望を見た人も創り出すことが出来る。
それがデザインとなって人の心を豊かにしていくものが本来のデザインだ。

それ以外はただのインダストリアルプロダクト、工業製品だ。

デザインを作り上げるのはエンジニア。
デザイナーとエンジニアは、同じ?
次へ続く・・・

日本のデザインが確立されないのは?

日本のデザインが確立されない要因は、気候だけではない。
日本の文化、言葉にも影響してくる。

日本の言葉はもともと十数種類の言語から成り立っている。
多くの地域の民族が集まっていることで、図形認識や、色彩判断も変わってくる。
地域の違いで、デザインの方向性が一つに定まらない。

また、デザインされたものを使う場合には、使う場所にあったデザインも当然必要。
日本国内は広大な敷地が少なく、限られたスペースをどう活用するか、
ということを要求され続けてきた。この要求され続けている”コンパクトさ”が
デザインよりも、機能重視に転換されてきた要因のひつとでもある。

使えない美しさは、デザインされていないことに繋がると感じるようになり、
デザインという言葉の意味が曖昧になってきている。

デザインとは、機能性、見た目の美しさ、個別に考えるのではなく、
人が使うもの、という観点で全てを感性的に見て作り上げるものであって、
考えただけで生まれるものではない。

感性がないものはデザインではなく、ただの工業製品。
ではデザインとはどういうものなのか?

次に続く・・・

日本にデザインの発展が少ないのは?

日本は北欧や、欧米に比べデザイン重視のものが少ない。

要するに確立されたデザインのものや、インパクトのあるものが少ない。

そう思わないだろうか?

それには仕方がないことで、

一年を通して、凍えるような日もあれば、

むんむんとする熱気漂う日もあるからだ。

例えば一年を通して暖かい気候が続く沖縄などのお土産の包装紙を見てみよう。

お土産には、より魅力的に見えるようにデザインされたものという観点からだ。

そうすると温かい地方のものは、暖色系の赤、黄色、緑といった色使いが多い。

それに比べて、北海道は寒色系の青系のものが多い。


気候でこれだけきれいに見える色が違うのだ。

沖縄は亜熱帯気候に属すなど日本の南北でこれほど気温差もあり、

一年を通しても気温差が生まれることで、

きれいに見える色、形も時期や地方で変わることが、

確立されたデザインを生みにくくしている要因である。

では、確立されたデザインで、空間をつくるにはどうしたらよいだろうか。
次の項へ続く・・・

2007年10月25日木曜日

よく見えるデザインとは?

作ったものが売られていく。
そして、生活で使われて、たくさんの人々がそれを目にする。
それこそ、最大の広告であるといえる。

ルックスも人のメンタリティでは重要なデザインとして外せない。
ではどのようなルックスに心がければいいだろうか。
それは、まず私たちが使うということである。

どんなにキレイにディスプレイされて、回転台、ライトアップされようが、
使うときはそんなようには見えない。

たとえば車なんかでは、ななめ45°の前方、後方の高い位置から描くレンダリングなどがあった。
人が車を使っているときが一番良く見える、美しいデザインになるようにすることが、
人のためのデザインである。
それが分からなければこの先ずっといいデザインはつくれないだろう。

よく見えるデザインとは?

2007年10月19日金曜日

ストレスと、いいデザインの関係

人は、新しい分野に手を広げていく生き物ですよね。
人と二分した祖先は、木の上で敵から身を守り暮らした、
もうひとつは地上に降りて敵と向き合いストレスの中で暮らした。

ストレスと向き合って、または打ち勝っているのが現代の人類である。

ストレスが加わることによって人の進化を促したのだ。

野菜や果物でも、多少の傷がついたり、ストレスが加わると甘くなる。

デザインとは新しい機能性。
視覚的、実用的、大衆的なものが必要だ。

今よりもっと上のデザインへ行くには他にはないストレスを
持つことも決して悪いことではない。